Novo guitars


久々にクールなギターに出会ったので、ご紹介。

Novo guitarsというギターなんですが、知ってます?その前にFanoというギターを見たことはありますか?ヘッドストックを含め、独特なデザインのギターを作るブランドなんですが、そのFanoGuitarsの創始者である、Dennis Fanoが新たに立ち上げたブランドとのことです。

Dennis Fano氏

インスタなんかで時折見かけてたこのギター。独特のデザインで、クールだなぁ、と思っていたんですが、話変わって今回、お盆にちょっと新潟の親戚の家に行ってきましてですね、雨が降ったこともあって、自由な時間ができたんですね。

新潟といえば、ギター弾きにしてみれば、有名な楽器屋「あぽろん」。念願叶って、今回その「あぽろん新潟店 」(新潟県内に何店舗かあるんですよ)に行ってみたんですよ!そしたらさ!あんじゃんNovo guitar!こんなトコで出会えるなんてよ!

ちなみにこれは、ナッシュビルのNovo Guitars内

つーことで、試奏させていただきました。あぽろんさん、本当にありがとう。すんげー感じのいい店員さんで、品揃えも、KemperやらフラクタルやらLine6やら最近の流行りもおさえつつ、ギターやアンプの品揃えに独特のセンスが光ります。いやー素晴らしいですね、東京のお店とかもみーんな同じ品揃えじゃなくて、見習ったほうがいいと思うよ?

今回、試奏させてもらったのは、「SERUS S」っていうストラトタイプと、「SECTIS」っていう独特な仕様の二つ。(本当は時間が許せば、ジャスマスタータイプのと、テレキャスタイプのも弾きたかったよー、店員さんも試奏勧めてくれたくらいなのに、時間切れであえなく。。残念)


完全にうちのFenderカスタムショップとタメを張れるくらい素晴らしいギターでした。驚くのはまず、その軽さ。びっくりするほど軽い。Novo Guitgarsの特徴として、ボディー材は、Tempered pineらしく、

Tempered woodって?
テンパード(焼戻し)・ウッドは、業界標準である窯乾燥した木材よりも、より軽く、より剛性に富み、より安定性を高くするための非常に科学的な乾燥工程を施した材です。 テンパード・ウッドは、何も処理されていない木材に比べ、より共鳴し、長く自然なサスティーンを生み出します。(だってさ)

まーよくわかりませんが、PineはFenderでも最初期のテレキャスなんかに使われてますし、ギターに適してはいるんでしょうね。

最近、個人的にまたストラトがお気に入りでして、ピックアップをSSHにして、本気でオーダーしたいくらい良かったです。


これは、かなり独特な印象のギターで、ハイエンドなコンポーネントギターって感じ。これまでの自身のお粗末な経験から言わせて貰えば、弾き心地はJames Tylerみたいな感じ。なんだけど、このデュッセンバーグのトレモロが、いい味出してて、良い感じのアンバランス感。

ストラトタイプのような枯れた感じは全然なくて、一音一音が綺麗に出るハイファイな音で、なんかJazzとか弾きたくなる感じ(弾けないけど)

なんか木材の枯渇で、湖の底からサルベージされた木材が結構注目されているみたいですが、それもそんなに数が多いわけではないだろうし、これも貴重なギターになるんでしょうね。

基本的に吊るし以外はセミオーダーのようで、結構自由な発想で好みをオーダーできそうです。ストラトタイプの吊るしで、約40万円なので、オーダーでもそんなもんなんでしょう。(ちなみにナッシュビルのNovo Guitarsに直接買いに行ってもほとんど同じ金額なので、あぽろんさん、かなり良心的な金額で出してます)

個人的には、このギターを弾く人が増えてほしいような、あまり知られたくないような、そんな感情です。



工房ツアーの様子。ビールとか飲みながら、やる感じ。さすがアメリカ。



相変わらずJosh Smithは良いギター弾くな。



今回、ジャズマスタータイプは弾けなかったけど、これ見る限り、かなりジャズマスターの特徴が出てますね。


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