俺のテレマスター Vol.1 『Roy Buchanan』


A Happy New Year 2016. という事で、明けましておめでとうございます。


好きなギターはなんですか?え?ストラト?レスポール?はいはい、そーですよね。僕もこー見えてストラト弾きですから、分かります分かります。万能ですものね、ストラトって。

でもねー、ギター弾きなら、やっぱよー、テレキャスターだろ!

なんだか最近、ストラトに飽きまして。というかなんかあのバネのコンプ感というんでしょーか、アレが鼻に付くぜ、とか言ってみたりして。なんかみんなこぞってストラト使ってるしよー。もういーよー。

とかなんとか、色々理由を並べ立ててみるものの、なんの事はない、ただテレキャスターの音がすげーカッコよく聞こえるようになってきただけですよ。

という事で、俺の独断と偏見による、俺のテレマスターを紹介していこうと思います。
記念すべき第一回目は、そう、誰がなんと言おうと、ロイ・ブキャナン。異論は認めねー。彼が最高のテレマスターだ。





うーむ、素晴らしい。テレキャスターってなんて極悪な音を出すギターなんだ。悪魔のトーンがする。それもこれもこのロイ・ブキャナンがある意味、「ギターってこんな音すんだぜ、すげーだろ?」って世に知らしめたのかもしれない。(かどーかは知りませんけど、あくまで俺にとってだからさ)

ギャンギャンに切り裂くような、それでいて、なぜか切ないリアピックアップのトーン、加えて、さらに高域まで上り詰めるピッキングハーモニクス、甘く官能な、だけど決して甘すぎないハーフトーン、ボリュームやトーンポットを駆使したワウのような、本当のトランペットのようなサウンド。うーん最高だ。(ストラトのトーンはもう俺には甘すぎる。)

ロイ・ブキャナンを知らないなんつー人は、ウィキペディアにでも聞いてくれ。あれだ、ストーンズのオファーを断ったり、孤高のギタリスト、ジェフ・ベックが、ロイのギターが気に入り過ぎて、「悲しみの恋人たち」という曲を捧げた、とかで有名な人だ。

それにしてもロイがストーンズを断んなきゃ、当然、ミックテイラーがストーンズに入る事もなく、名盤「Exile on Main St」も無かったはず、とか考えると、うーむロックの歴史は面白い。この人がストーンズ入ってたら、どんなアルバム作ってたんだろう?

残念ながら、1988年、酒で酔いつぶれたところ警察に保護され、留置所内で、首を吊って自殺してしまいました。もう彼の新しいプレイを聴く事は出来ないですが、幸い多くのアルバム、ブートレグを含むライブ音源が残っているので、それらで神がかった悪魔のようなプレイを聴く事ができます。

初めての人は、このライブアルバムから聞いてみてはいかがでしょーか。

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