禅駆動 Zenkudo




今やラリーカールトンやロベンも使ってるtanabe.tv



なんだかものスゴく有名になったtanabe.tvの禅駆動。Larry Carltonは禅駆動、Robben Fordは弾駆動らしいです。

私が購入した頃は、まだ弾駆動というラインナップはなく、禅駆動のみだったと思います。

ダンブルサウンドやZendriveとの比較で語られる事が多いですが、どっちも弾いた事ないのでわかりまへん。

ゲインは回し切ってもそこまで深く歪む事はありませんが、レンジが広く、圧倒的にノイズが少ないため、メインの歪みの前段や、歪んだアンプをクリーンブーストする時にも活躍するでしょう。

ただ、一番の使い方としては、歪み単体というよりも、アンプをプッシュするような、音にハリや艶を出したい的な使い方で効果を発揮します。

確かに、LarryやRobbenを始めとするソロイスト的なスタイルのギタープレイを想像する時、彼らがこのペダルを選ぶ理由が分かる気がします。

この私めと言えば、当初その玄人な感じが分からず、ある意味外見の美しさ先行で買い求めてしまったため、この良さが分かるまで長い時間を要してしまいました (田辺さんごめんなさい)。

一応興味がある方へですが、ホームページでも語られているように、使われているオペアンプは、現在では、JRC4558DD艶ありが採用されているようです。

この件に関して、製作者の田辺さんと直接やりとりさせていただく機会があったのですが、実際のところ、当時JRC4558DDは、JRC4558Dを製品チェックする過程で、特にノイズ特性の優れたものを選別してJRC4558DDとしたそうです。ただノイズ特性の違いは、計測器を用いて分かる程度の違いで、実際に音として聴き比べる事はできない程度の違いだそうです。

JRC4558D自体は当時安価で大量生産されたオペアンプだったため、選別前のものは個体差が激しく、そのため現在では、当時製品チェックを通過し選別された個体である、JRC4558DDを採用されているとの事です。なーるほど。オペアンプの歴史やその違いを丁寧に教えていただき、ありがとうございました。

ロックだぜ!ベイベー!な人には全く向きませんが、ラリーやロベンのあの感じが好きなら、買って損はないでしょう。



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